居場所を間違うと悲劇が起こる

たとえどんなに優良コンテンツであっても、「場」を間違うとまったく売れない。
こんな現場に、私は毎日遭遇しています(苦笑)

今の住まいに越してから5年ぐらい経ってるんですけど、記憶が確かであればその間に
4度ほど業態変更した飲食物件が、近所にあります。

これがまた・・・何をやってもまー、悲しいぐらいに売れてないんだわ。

その都度居抜き譲渡してるのでしょうが、焼肉屋→バイキング店→エスニックと焼肉の
フュージョン→ふたたび焼肉・・・ときて、そのすべてにお客さんが入っているのを
見たことがありません。(私が知らないあいだに入ってるんでしょうが)

実はサラリーマンとして働いていたころ、物件調査なるものを業務のひとつでやって
いた時代があるので(不動産屋じゃないですよ)、何も知らない普通の人よりはまぁまぁ
目利きなほうだと思うんですけど。
こんな私情を除いたとしても、理屈では語り切れない「お客さんを引き寄せない物件」
って、確実に世の中に存在します。

なんなんでしょうね。
あまり大きな声では言えませんが、土地の磁場がなにか作用しているとか、表に出せない
事情もあるんでしょうけど。

で、こういう悲しい状況に遭遇したときにいつも思ってしまうんです。
「先代、先々代の歴史を辿ることはなかったのか?」
そして「自分がこの地に根をおろすべき理由を、ほんとうに考えてたのか?」と。

なぜ、前のオーナーはこの物件を手放したのか?
可能な限り独自調査してここで始めました?って。
そして、この場に自分のコンテンツ(店舗)を投下する理由は何なのか・・・
「安かったから」以外の理由、ありますか?って。

私は飲食店経営の専門家ではないので明確なことは言えませんが、
同じ過ちを繰り返していることに対し「そこはあなたの居場所じゃない」という
ぐらいはわかります。
居場所を間違うと、うっかりロスしてることに麻痺するのでほんとうに悲劇です。

ちなみにこれは店舗だけでなく、私たち自身に対しても言えますね。

居場所が違うと、違和感という形でじわじわ歪みが生じ始めます。
なんか反応が薄い、なんか売れない。
この「なんとなくおかしい」という感覚を頻繁に得たとき、もしかすると今いる
現在地の磁場が歪んでいるかもしれません。

コンテンツホルダーにとってドンズバの居場所とは、

「仮に、似たようなことをやっている他人がいても、比較に悩まないところ」
「あの人みたいになりたい!と思わないところ」

です。

比較優劣のない絶対地を見つけた人は、きっと息長くビジネスを営めるでしょう。
新しい商品、サービスをあれこれ投下するよりも、なにより大事なことだと思います。

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