ビジョン

はじめまして。

株式会社シーエムシーの天弥菜津希(あまみなつき)です。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。

プロデュースという仕事に向き合うときに、頭を過ぎるひとつの記憶があります。

何年前だったでしょうか。
まだ、このような形で仕事をする前の出来事です。
なんのくだりかは状況がおぼろですが、起業家の仲間たちと、自分たちの仕事について話をしていました。

その時にある人がふと、

「アマミは、惜しいからなぁ・・・」

と、呟くように言葉を放ったのを覚えています。
なにが「惜しい」のかはわかりません。

ただ、その時の「惜しい」という言葉が、一瞬にして脳裏にべっとり張り付いてしまったようです。具体的に何が?と聞き返すこともできませんでした。

まだ「全然ダメだ」と言われたほうがよかったのかもしれません。
ダメな状態=所詮ゼロ、であるならば、根こそぎ変革のメスを入れ、イチを作る努力をするまでです。

しかし「惜しい」というのは、「そこそこ、またはいいところまで行っているけれど、何か決定的なものが(ぼんやりと)欠けているから、ブレイクできていない」という状態です。居場所がずれている、ともいいます。

100点満点でいうと、70点というイメージでしょうか。

抜群にいいわけでもなく、落第点でもない。
褒められることもなければ、叱られるほどでもない。
嫌われもしなければ、強烈に愛されることもない。

この、なんとも言えない半端な自分の姿を他者から浴びた時、「私は、どっちつかずの惜しい人間なんだ」というセルフイメージが心の奥深くに刺さってしまいました。

今となっては、「惜しい」の理由もなんとなく汲み取れます。
その発言には悪意はなかったことでしょう。
もしかすると、その人なりの激励の意味が含まれていたかもしれません。

しかし、私は「惜しい自分である」ことを、その時’選んでしまった’。
同じ言葉を聞いても、解釈の仕方は人それぞれであることを知っているはずなのに、わざわざ自分を悩ましくさせる選択してしまったのです。

人生とは、こんな風に起こったことをどう捉え、何を選ぶかで変わっていきます。
未来も可能性も、見え方ひとつでいとも簡単に崩壊させられるし、ものすごく簡単に創りだすこともできる。

今、私は物事の「惜しい」という状態に、誰よりも敏感です。

何かしらの原因があり、ボタンが掛け違ったまま放置されているもの。
ボタンの掛け違いにすら自覚なく、それがベストな状態だと思い込んでいるもの。
本来ならもっとパワフルに世に必要とされてもいいはずなのに、小さな世界に収まってもがいているもの。

それがたとえば、大切な人たちの可能性や商品・サービスであるならば、なおさらその「惜しい」を見過ごすわけにはいきません。

いつの時代も、社会の共同繁栄に必要なのは、誰かの余計なおせっかいです。

掛け違えたボタンを正位置に戻し、さらに元ある素晴らしい姿・魅力的な姿に整えて世に送り込む。そして、それを必要とする人の手に渡していく。

私のプロデューサーとしての構想は、第一に「人の可能性を勝手に信じる」という、余計なおせっかいの中にあります。

 

プロデュースという仕事

コンサルタントの仕事が、たとえば問題点を調査・分析し、なんらかの解決策を見つけることであるのならば、プロデューサーの仕事は、現実的なコンサルタントとしての役割+「文化づくり」・カルチャークリエイターだと捉えています。

新たな文化を作るということは、はじめに理想を掲げること。
そして、思想(コンセプト)と共通認識(言語)を作るということ。

デザインを描くということ。
生活様式に役立つために、商品・サービス・ブランドという形で落とし込むこと。
伝達手段を設計し、集まった人たちをトライブ化すること。

維持継続のシナリオを描くこと。
誰よりも数字に敏感で、誰よりも先に問題を発見し、誰よりも深く責任を担うこと。
最前線で、前例なき道を歩むということ。

プロデューサーという職業にも、個々様々なスタイルがあります。
自らプレイングマネージャーとして動くことを得意とする人もいれば、総監督として各セクションの進行をまとめ上げることが向いている人もいます。

このように人とビジネスに対する関わり方は色々ありますが、もし共通点があるとするならば、

「やれることは全てやる」という諦めの悪さと貪欲さ、
そして「新しい価値を世の中にねじ込むことに、震えるような快感を覚える」という資質。

これがプロデューサーと呼ばれる人たちの生き様なのかな?と思います。

 

読者の皆様へ

今後、誰かしらのコンサルやプロデュースを受けたい、力を借りたいと考えている方には、このサイトを通じて「コンテンツホルダーマインド」を育んでもらいたいです。

世の中のコンサルタントやビジネスプロデューサーが「あなたと関わって社会を良くしたい」「あなたを意地でも成功させたい」と自らオファーをかけてしまうような、仕事人としての心・技・体に、更なる磨きをかけていきましょう。

コンテンツプロデュースとは「私をなんとかしてください」とお願いする側でなく、オファーされる側になったほうが、市場価値と成功精度がより高まるものです。

また、コンサルタントや「●●プロデューサー」として相談・サポートを生業をされている方は、例えばクライアントには絶対言えない壁にぶつかったとき、課題があるけど立場上誰にも相談できないとき、職業柄の’万能感’イメージから人に不得手を見せれないとき・・・などに、こっそり当サイトの存在を思い出してもらえたら嬉しいです。

誰かの経験は皆の宝。
・・・ということで、様々な事例などもこの場を通じて色々情報共有していく予定です。

全体繁栄に欠かせないパズルピースのひとつであり、人の仕事をサポートする、という仕事を選んだあなたの、さらなるご活躍の一助となれますと幸いです。

 

2018年6月
株式会社シーエムシー 天弥菜津希